『関西デザイン学生シンポジウム2007』開催報告
JID-OB 山崎 晶
2007年8月29日(水)JIDA関西ブロック主催、JID関西事業支部、JCD関西支部共催『関西デザイン学生シンポジウム2007』が大光電機(株)本社ショールーム・ライティングコア大阪で開催された。
学生パネラーはJIDA Juniorから大阪大学、京都精華大学、創造社デザイン専門学校混成チーム、JID-ACTから 大阪芸術大学、JCDから京都造形芸術大学が参加。『道・路』を共通テーマとしてそれぞれの視点で考えるところを発表した。またコメンテーターとしてJIDAから(株)デプロ・インターナショナル・アソシエイツ代表 高尾茂行氏、(株)ハーズ実験デザイン研究所代表・METAPHYS代表 村田智明氏、JCDからDesigning Produce ALGO代表・(株)理創取締役 末浪伸浩氏、松下電工(株)加藤義之氏、JIDからは(株)K-7設計工房代表 山田健一郎氏、元JID会員の私の6名が用意されそれぞれの学生発表に対して感想を述べた。
JIDAグループは主テーマを「これからのデザイナーの視点として外せない【道】/〔エコ〕を主眼においたゴミ箱の提案」と解体し、JIDグループは「デザインとはなにか?そこから見えてくる自分たちの【道】」と主テーマを増幅させ坂野公亮、三村章太の両君による掛け合い漫才風トークを展開、JCDグループは「【道】で行われる善戯<いたずら>イベント/JACK PUDDING」と銘打って実際に試みた路上でのいたずら実験報告が披露された。
デザインを学ぶ学生が主テーマである『道・路』をどのようにとらえ自分たちのテーマとしてどのように料理するものか興味があったが、いずれも主テーマとの関連性が希薄であり、テーマ不在の発表という印象が残った。最近のデザインコンペティションに於いてもテーマの解釈に消化不良の作品が多く見られる。テーマのセッティングにも問題があるが、デザインワークに結び付けにくいテーマを、短絡的に解釈してこじ付けで簡単に処理してしまう作品に出会うことが多い。もっと深く考え込んでほしいといったところがコメンテーターの共通した感想ではなかったか。
今回のシンポジウムはたしか3回目だと認識しているがJIDAの主導型でJIDも参加している。他の団体とのコラボレーションの企画はJIDAに於いて積極的であり見習うところは大きい。USD-Oに見られるように各団体それぞれの動き方に個性があり、共催などの作業では決して足並みが揃うわけではないが、外の団体のあり様、同じデザインを生業としている他のジャンルにいる仲間達の考え方などを知ることは大切なことと心得る。井戸の中の蛙にならないためにも。








